細菌感染によるものであれば、抗菌薬の点滴が胸膜
炎行われます。抗菌薬は、初期にはペニシリンやセフェム系の薬剤が投与さ
れる場合が多く、胸膜炎起炎菌がわかれば、より感受性のある薬剤が選択されます。
胸膜炎重症例にはカルバペネムという強力な抗菌薬が投与されます。結核
が原因であれば、ストレプトマイシン、リファンピシン、イソニ
コチン酸ヒドラジド、胸膜炎エタンブトール、ピラジナマイドなどの抗結核薬で治療します。
悪性腫瘍が原因であれば、胸腔ドレナージを胸膜炎行います
。胸膜炎胸腔ドレナージとは、肋骨
と肋骨の間から細いチューブを胸腔内に挿入し、器械で胸水を体外に汲み出す方法です。
胸水が減った時点で、アドリアマイシン
などの抗がん薬や胸膜炎ピシバニールを注入し、胸水が再びたま
るのを予防します。同時にシスプラチンなどの胸膜炎抗がん薬の全
身投与を行います。
細菌や結核による胸膜炎の予後は一般的には良
好ですが、胸膜炎悪性腫瘍によるものでは極めて不良です。